憑かれた僕が従妹と田舎に愛の逃避行した話をする。

恋愛

1 :己が人生に憑かれた人:代行:2014/09/25(木) 19:32:17.27 ID:bH81pL1l.net
僕 :浪人一年目
   フツメン以下

従妹:16歳(高二)
   かわいい(主観)
    B:76(目測) W:56(目測) H:79(目測)

 ふと自分のこれまでの人生について語りたくなったから語ろうと思う。
 自分で言うのもなんだが、だいぶ数奇な人生だ。
 ヒステリックでシビアな、おまけにスピリチュアル。
 よかったら聴いていってくれ。

注:書きためはありません。
  ブラインドタッチはできないのでスマホです、遅レスです。
  スレ主はまとめスレを覗く程度でスレ立て初めての2ちゃん処〇ですので、なにか間違っていたりしたら指摘してください。
  また、ネット小説を趣味で書いているため文章が痛々しかったりくどいかもしれませんが御了承下さい。
  ホラーでもオカルトでもなく純愛?です。
  霊的な何かも出てきますが、人生を語る上で必要であることと、またそっちがメインではないので御理解ください。

135 :己が人生に憑かれた人 ◆g5URcV1C/U :2014/09/27(土) 22:37:19.35 ID:Rp/FTIU/.net

>>134

ありがとう、でもやっぱりこの話は全部終わってからにしようとおもう
ちょっとネタバレが含むので
聞いといてスマソ

今日はちょっと疲れたので、明日また出没します
もしかしたら昼くらいからいるかもです
保守してくれると嬉しいです

122 :己が人生に憑かれた人 ◆g5URcV1C/U :2014/09/27(土) 21:01:00.77 ID:Rp/FTIU/.net

 夏休み明けの登校初日、僕は車に轢かれかけた。
 
 なんでも、反対側の歩道に何か人が立っていて、僕は無意識的にそのにひきつけられていたのである。
 車が来ているのにもかかわらず、僕は車道に身を乗り出した。
 だが、不意に視界の隅にまなと言う名前のあの少女の幽霊の姿が映り込んだ瞬間、僕は反射的に後退った。
 間一髪のところで車にひかれずに済んだわけだ。

 ま長いた場所に視線をやっても、既にそこには誰もいない。
 反対側の歩道を見ても、やはり誰もいなかった。
 ちょっと背筋が寒くなった。
 心なしか、最初に見た人影は、最初に僕にとりついていた、あの金縛りの幽霊に似ていた気がしたのだ。
 そして、いつしか夢の中で見た、あの年上の女性に────。

165 :名無しさんの初恋:2014/10/04(土) 00:46:43.21 ID:T9B4rK5D.net

やっと追い付いたわ不眠症な俺の楽しみ

しかし霊感の無い俺には面白くはあるが理解し難い話だな
それこそフィクション作品みたいな

185 :名無しさんの初恋:2015/04/06(月) 18:55:04.96 ID:ULLzZdz5.net

少しずつ文体が良くなってきてるな。待ってる。

204 :名無しさんの初恋:2018/02/04(日) 10:22:46.20 ID:Bi2JPz18.net

ジャパゆきさん
ジャパゆきさんとはアジア各国から日本に出稼ぎに来る女性のことを指して呼んだ語である。
1983年頃、流行語になった。

明治時代以降、九州島原などの貧しい女性が、経済的に繁栄する東南アジアの港湾都市などに送り込まれ、娼館で娼婦として働き、郷里に送金していた。
九州ではこれらの女性を「からゆきさん」と呼んだ。

118 :名無しさんの初恋:2014/09/27(土) 11:56:44.22 ID:/o+TXNV6.net

保守

100 :己が人生に憑かれた人 ◆g5URcV1C/U :2014/09/26(金) 22:29:08.04 ID:4vq6p9Q+.net

 親父は僕が部屋に退却した時と同じ体勢のまま、タバコをふかして椅子に座っていた。
 僕が歩み寄って行っても反応することもなく、無言でテレビの液晶画面を睨みつけている。

「親父、話がある」

 僕がそう言うと、親父は目線だけをこちらに向けて、品定めするように僕を睨み据える。
 怖気つきそうになる心をぐっとこらえて親父の目をにらみ返すと、彼はリモコンでテレビを消し、灰皿にタバコを擦りつけた。

「とりあえず、突っ立ってないで座ったらどうだ?」

 先のように怒っている様子ではないが、やはり渋い顔をしながら彼はそう勧めてくる。
 僕は少し間を置いてから頷き、親父に一番近い席に座る。
 殴られるのが怖くないと、そんなどうでもいいみえの証明であった。

「それで、話とはなんだ」
「僕とゆりのことだ。もう気づいていると思うけど、僕たちは付き合ってる」

 親父はそれには答えない。
 無言でじっと俺の眉間あたりを見据え、僕の次の発言を待っていた。

「付き合い始めたのは一昨日だ。一緒に出かけて、それでその後付き合うことにした。僕たちが付き合うってのが、どういうことなのかは分かってる。それが噂になれば、うちも、いとこの家も巻き込んでしまうこともわかってる」

 やはり、親父は何も言わない。
 僕はそんな様子に怖じけつきそうになりながらも、少し震える口調で話を進めた。

「でも、それでも僕はゆりのことが好きなんだ。自分たちの事情に全部、周りのもの全部巻き込んで、めちゃくちゃになっても、それでも好きで痛いと思ってしまった。迷惑かけるってわかってて、それでも好きなもんは変えられないんだ。
 浅はかな考えじゃない、本気で、僕は全部背負うつもりで、ゆりと付き合うことを決めたんだ」

144 :己が人生に憑かれた人 ◆g5URcV1C/U :2014/10/01(水) 20:13:33.06 ID:INvnf8Rg.net

誰かいますか?
いましたら始めたいと思います。

今日は時間が空いたので書けそうな気がしないこともないです。
いつまで入っていられるかわかりませんが
あと書きためはありません

35 :名無しさんの初恋:2014/09/25(木) 20:59:17.84 ID:LSZJfBxO.net

みてるよ

89 :己が人生に憑かれた人 ◆g5URcV1C/U :2014/09/26(金) 21:15:07.40 ID:4vq6p9Q+.net

 僕たちを乗せた金属の箱は、少しずつ高度をあげていった。
 僕は不思議と高所に対する恐怖をそこまで抱かず、ぼんやりと窓の外を見やる。
 小さくなっていく人やアトラクションは、少しずつ僕たちが外界から隔離されていっているような、そんな錯覚を抱かせた。
 だがそれは、不思議と不快ではない。
 なんとなく心地よく、世間体とか家柄とか、そういうしがらみから開放されているような、そんな気分であった。

「ゆう君、私、なんだかやっと、二人っきりになれた気分」

 そう考えていたのは僕だけではないのだろう。
 同様に窓の外を見ていたゆりが、呟いた。

127 :己が人生に憑かれた人 ◆g5URcV1C/U :2014/09/27(土) 21:35:55.21 ID:Rp/FTIU/.net

 その日の夜は、なんとなく心細くてゆりと寝ることにした。
 僕たちは、親の公認ということで、時折こうして一緒に寝ることがある。
 もちろん、手を出したりはしていない。
 僕にはそんな勇気も甲斐性もないし、それにそんな気分になれる状況でもない。
 ただいまは、幽霊の存在が恐ろしかった。
 日々の精力を蝕まれているかのような、そんな感覚まであった。
 
 腕の中で、すやすやと安らかな寝息を立てているゆり。
 そんな彼女の小さな頭を無心で撫でながら、僕はどうしても寝付けずにいた。
 昼間の神主の話を聞かされて、部屋の隅に佇む、極端に存在性の薄い少女のことがきになって仕方なかったのである。

30 :己が人生に憑かれた人 ◆g5URcV1C/U :2014/09/25(木) 20:44:45.65 ID:G6H0zJmC.net

 僕は、自分のこれまでの行動を見直し、深く反省するべきであるとようやく痛感した。
 彼女はきっと、自分の受けている家庭内での暴力や、もしかしたらあるかもしれない性的な暴力について、僕に知られたくなどなかったのだろう。
 というよりは、それを原因に僕に嫌われたくなかったのだ。
 
 彼女はいじらしく、それでいてなんとも辛い現実だった。
 彼女のような少女には、荷が重すぎる。
 
 それでも僕は、やはりその重荷を一緒に背負ってやる、という決心がつかずにいた。
 僕は、正真正銘の最低野郎だった。

 幽霊は、依然として俺のそばから消えなかった。
 夢日記を俺に書かせていたのが彼女なのか、もしくは全く別なのかはわからないが、彼女はこれまでどおり何も変わらない様子で俺に取り憑いている。
 なぜ俺なのかはわからない。
 だけど、なんとなく、彼女の姿がゆりに重なっていた。
 いや、ゆりの姿が、あの幽霊に重なっているのである。
 痛ましい、何かに取り憑かれたような、そんなゆり。
 それは、夢の中でであっていたあの少女に、重なっていた。

103 :己が人生に憑かれた人 ◆g5URcV1C/U :2014/09/26(金) 22:40:25.66 ID:4vq6p9Q+.net

>>101

お疲れ様、付き合ってくれてありがとう!
 
ほかに見てる人いるかな?

184 :名無しさんの初恋:2015/02/15(日) 06:36:27.85 ID:AApmfceq.net

まっすぐな「恋」が実った。
そしてもうすぐ結婚するつもりだから使わないし教えます。
ここです http://index-top-20.biz/oL
みんなも幸せになってほしい。

141 :己が人生に憑かれた人 ◆g5URcV1C/U :2014/09/30(火) 12:33:04.71 ID:Laqa7C+U.net

>>140

了解です、今日の夕方くらいから始めますので良かったらどうぞ
できれは今日含めて二回くらいで終わらせますwww

56 :己が人生に憑かれた人 ◆g5URcV1C/U :2014/09/25(木) 22:19:24.99 ID:G6H0zJmC.net

>>55

パンツ頭にかぶっといてください。
風邪ひきますよ?

 世間体。
 それが、ボクとゆりとの関係性を蝕む。
 残酷に無情に、全くの同情すら与えず。
 普通の家に生まれていれば、そんなものは気にしなくてよかった。
 近親者とはいっても、法律上いとこは結婚できる。
 多少周りの人間の目は痛いだろうが、それでも結婚自体はなんの問題もないし、そこはお互いの思いしだいでなんともできる。

 だが、僕たちの場合はそうもいかない。
 お互いの家柄と、そしてゆりの両親。
 彼らは絶対に許さないだろう。
 僕たちのことを、無情にも引きはがそうとしてくるだろう。
 それが現実なのだ。
 それならば、僕は────。

151 :己が人生に憑かれた人 ◆g5URcV1C/U :2014/10/02(木) 01:25:35.35 ID:IWwyPa8j.net

「ゆうくん、大丈夫? 汗びっしょりだよ?」

 目覚めると、どこか心配そうな表情を浮かべたゆりが俺の顔をのぞき込んでいた。
 寝間着が全身に張り付き、気持ち悪い感覚が襲う。
 どうやら寝ている間に相当の発汗をおこしていたようだ。
 夢が原因なのか、単純にねる前に洗面所にて遭遇したあの幽霊のせいで、僕の体が過剰に反応してしまっているだけなのか。
 それは解らなかったが、こんな状態では学校にも行けないだろう。
 僕は軽くシャワーを浴びてから部屋に舞い戻ると、高校へと行く準備を始める。

「ゆうくん、高校に行くの?」
「ああ、今日は自己に巻き込まれかけなければいいけどな」
「そっか、頑張ってきてね」

 僕の返答を聞いて、ゆりは少しかなしげな表情を浮かべてそう言った。
 なんとなく思うところがあって、僕はベッドに腰掛ける彼女の手を掴む。

91 :己が人生に憑かれた人 ◆g5URcV1C/U :2014/09/26(金) 21:23:46.41 ID:4vq6p9Q+.net

 ゆりのから高胸に収まり、頬が肩につけられる。
 今日一日意識していなかったが、やっぱりゆりは僕の彼女なんだなと、再確認した。
 
「ゆうくん、ありがと、いろいろ」
「……なんだよ、改まって」
「んーん、なんでもない、大好き」

 僕の手を握り締め、胸元を握り締める力が少しだけます。
 甘えるように僕に全身を預けた彼女に、僕はやはり恥ずかしくなって、鼓動がはやまるのを抑えることで精一杯であった。
 まあ突然無言になったのだから、きっと緊張しているのはバレているのだろうけど。

78 :名無しさんの初恋:2014/09/26(金) 13:31:35.60 ID:J3dRo/r+.net

保守

90 :己が人生に憑かれた人 ◆g5URcV1C/U :2014/09/26(金) 21:19:51.67 ID:4vq6p9Q+.net

>>87

ありがとう、かいてくぜ

「そうだな、なんか、いろんなものから開放された感じがするな」
「うん、今はあんまり、嫌なこと考えなくて、いい……そんな感じがする」

 そう言ってゆりは座席から立ち上がると、僕の目の前まで歩んでくる。
 
「隣に座ってもいい?」

 控えめな様子な彼女のために少し横に移動してやる。
 ゆりはしばらく黙っていたが、そっと僕の肩にもたれかかるような体勢をとった。
 僕は彼女の華奢な肩に軽くてを添えると、少しだけ自分の方に引き寄せる。
 少し前までは、なんの気なしにおふざけ程度に抱きしめていたものだが、いざ付き合ってみると、こういう一挙動がいちいち照れくさかった。

105 :名無しさんの初恋:2014/09/26(金) 22:48:19.63 ID:4vq6p9Q+.net

>>104

 ありがとう
 はたしてこの僕の自分がたり、面白いのかなw
 自分ではワカラナスw

 僕は、そんな生活を送る覚悟を、持っているのか?
 それほどまでの苦悩を、ゆりのために受けられるのか?

────そんなの、考えるまでもないだろう。

「わかった」
「……家を出ていくつもりか? その覚悟はあるのか?」
「あるさ、それくらいの覚悟がなくて、ゆりのことを守ってなんてやれない」
「わかっているのか? もうこれまでのような生活は……」
「わかってるってんだろっ、ゆりと一緒にいられるなら、駆け落ちでもなんでもやってやる! どんなに辛くても、ちゃんとゆりのことは守り通してみせる。親父たちには迷惑をかけねえ、僕とゆりで、二人でやっていってみせる!」
 
 僕は机に握りこぶしを打ち付けるようにして、声を荒らげた。
 新しいビールジョッキを持ってきた母親が驚いて足を止めるほどには、荒々しかったことだろう。
 もちろん、自分たちのを厄介祓いした親父に対する怒りからの衝動ではない。
 ただ、自分にとってゆりがそれだけ大切な存在なのだと、それを伝えたかったがための、衝動だった。

24 :己が人生に憑かれた人 ◆g5URcV1C/U :2014/09/25(木) 20:23:41.27 ID:G6H0zJmC.net

>>0022 
ルーターリブート?
ルーターの再起動?

 冷たい感触が、頬に触れる。
 それが僕の頬からこめかみを伝い、頭に到達する。
 優しい指使いなのか、全く別の、猟奇的な手つきだったのかはわからない。
 だか、やはり、その感触がどことなく心地いい。
 
 すぐに、その感触が消え去った。冷たい指も、気配も。
 だけど、かすかに柑橘系の匂いだけは、そこに留まっていた。

 そして、再び眠りについた僕は、気味の悪い夢を見た。
 どんな内容であったかは覚えていないが、とりあえず気味が悪かった。
 人の形を持たない、人影。暗がりから伸びる無数の黒い腕。
 それが僕の首に回り、闇の中に僕を引きずり込もうとする。冷たくて、痛くて、辛かった。
 これまで見てきたどんな怖い、辛い夢よりも、悲しかった。
 なぜだろう、それはわからない。
 でも、閉じたまぶたの裏側には、いつまでも、あの少女の意味深な表情がこびりついたままだった。

 目を覚ました僕は、何を思ったのか、カバンからルーズリーフとペンを取り出していた。
 あの奇妙な悲しい夢が、小説に役立つと思ったのである。
 自分の記憶していることを、ただ書き連ねていく。
 白い奇妙な腕に、冷たい感触。
 思い出せるものをすべて文字に書き起こした。
 ただ無心になって。

 思えばこれが、悪夢の始まりだったんだろう。

126 :己が人生に憑かれた人 ◆g5URcV1C/U :2014/09/27(土) 21:26:43.15 ID:Rp/FTIU/.net

「ゆうくん、どうだったの?」
「ん、あー、やっぱり憑かれてるっぽい。なんでも、二人に憑かれてるんだってさ」

 二人、と言われた時は違和感を抱いた。
 僕に普段憑いている幽霊は、あのマナと言われる十五歳くらいの少女だけだ。
 だがそれと同時に脳裏に浮かんだのは、僕の前に時折姿を見せるあの歳上の霊的存在である。
 僕が事故りかける原因である、薄気味悪い女性。
 夢の中で、マナにきつい声をかけていた、あの女性だ。

「そマナって言う人は、お前をそのもう一人の幽霊から守ってるのかもしれないな」

 親父は、そう考察していた。
 確証はないが、僕自身もなんとなくそんな気はしている。
 もちろん、検証してみたわけでも何でもないのではあるが。

193 :名無しさんの初恋:2016/05/19(木) 12:10:39.67 ID:jwzOdEAN.net

前にもよんだわ

134 :名無しさんの初恋:2014/09/27(土) 22:29:13.23 ID:/o+TXNV6.net

3と4

150 :己が人生に憑かれた人 ◆g5URcV1C/U :2014/10/02(木) 01:19:41.31 ID:IWwyPa8j.net

 僕の胸の中の少女の存在は、日に日に大きくなっていった。
 もちろん恋愛感情だとかそういうものではない。
 単純に、不可解なこの存在に興味が湧いているのだ。
 例の女性の幽霊が僕を死地へと誘おうとするのを阻止し、窮地から僕を救う。
 そのつもりがマナという少女に果たしてあるのかどうかはわからないが、どちらにせよ彼女に助けられているのは確かなのである。
 
 それに、懸念は夢の中で見る彼女の存在にも起因している。
 マナは決まっていつも、一人だ。
 汚れた服を身にまとい、怪我をしていたりする時もある。
 あの薄気味悪い女性に何かをされているのは間違いない。
 だが、なぜそんな光景が僕の夢の中に現れるのかは良くわかっていない。
 結局あの少女は、薄気味悪い女性は、一体何者なのだろうか。

98 ::2014/09/26(金) 22:10:36.32 ID:4vq6p9Q+.net

「はい、終了、本当に大丈夫?」
「うん、ありがと、そんなに痛くはないよ」

 困ったような顔をして、ゆりが申し訳なさそうに問うてきた。

「ごめんね、私のせいで、こんなことに……」
「まてまて、ゆりじゃなくて、ゆりと僕の問題だろ? ゆりが僕と付き合ってるんじゃないだろ、ゆりと僕が付き合ってるんだ」

 泣きそうになる彼女の頭をポンポンと撫でつつ、僕はさてはてどうしたものかと頭を悩ませる。
 まさかこんなにも早く最悪の困難に直面してしまうとは。
 こうなることがわかっていたからこそ、僕は親に話すことができずにいたのである。

 だけど、それにしたってさっきの僕の返答は、最悪だった。
 想定していたのに、最後までしらを切ろうとした自分に嫌気がさした。

「ゆう君、どうしよう、わたし達、やっぱり付き合っていちゃ、ダメなのかな……」
「ダメじゃないって、言ったろ、僕はずっと一緒にいたいって、絶対離さないからさ」

 涙をポロポロと流す彼女。
 これまでは両親にいくら暴力を振るわれようと我慢し続けてきていたゆりは、僕と付き合ってから突然弱々しい少女に成り代わってしまっていた。
 いやきっと、僕との関係が壊れてしまうことを危惧したが故だろう。
 自分がいくら痛めつけられても我慢はできるが、それでも僕から引きはがされてしまう、それがこらえきれないほどに悲しいと考えてくれているのだ。

181 :名無しさんの初恋:2014/11/16(日) 20:09:03.05 ID:1OusqrtZ.net

補習

51 :己が人生に憑かれた人 ◆g5URcV1C/U :2014/09/25(木) 21:54:51.42 ID:G6H0zJmC.net

 ラフな格好をした彼女がそこに立っていた。
 既にシャワーは済ませているのか、身にまとっているものはチェック柄の寝間着だ。
 その手にはコーヒーカップが二つ握られ、僕はそんな彼女からカップを受け取ると部屋に招き入れる。
 同時にシャンプーの芳香が鼻腔をかすめ、僕はなんとなくむず痒い気分になりつつも彼女をベッドに座らせた。

 僕はというと手持ち無沙汰な気分で、絨毯の上に直にあぐらを書いて座り込む。
 比較的起伏の乏しい彼女の華奢な肢体だが、それでいてもこうして無防備な格好をされていると目のやり場に困る物があった。
 熱気づいてかすかに赤くなっている、細く長い太ももから無理やり意識をそらし、僕は平常を保つためにもカフェインを摂取する。
 ゆりは僕のことを一瞥することすらせず、黙ってうつむいていた。

86 :己が人生に憑かれた人 ◆g5URcV1C/U :2014/09/26(金) 21:04:03.05 ID:4vq6p9Q+.net

 デートに選んだ場所は、近隣の遊園地である。
 某有名ネズミーランドとは別の、無名の小さな施設だ。
 デートで遊園地とは芸がないと言われそうではあるが、経験のない僕からしてみればテンプレこそが無難なのである。
 お互い絶叫マシーンが苦手というわけでもないし、まあ悪い選択ではなかっただろう。

「遊園地なんて久しぶり……危険だからって、お父さんが連れていってくれなかったから……」
「そう言えばそうだな、僕もほとんど来てなかったかも」

 まあ僕の場合は両親がどうのではなく、単純に高所恐怖症でジェットコースターなどが乗れないだけなのだが。
 ここまで来てようやく、自分の迂闊さに気がついた。

178 :己が人生に憑かれた人 ◆g5URcV1C/U :2014/11/10(月) 11:30:04.81 ID:4Or7hFZk.net

皆様!申し訳ありません
リアルが忙しく出没できていなかったのですが、落ち着いた後も、もうbit落ちしている物かと思って放置してました・・・白目
保守してくださっていたがた本当にありがとうございます
実をいいますとこの自談も後少しで終わりなんですよね・・・
お付き合いいただけたら幸いです

2 :名無しさんの初恋:2014/09/25(木) 19:35:59.45 ID:AdI1rRZO.net

聞く、期待

108 :名無しさんの初恋:2014/09/26(金) 23:10:25.03 ID:4vq6p9Q+.net

「今日、おじさん達に挨拶にいくぞ」

 そして二日後、夏休みの最終日、ついにその時が来た。
 ゆりの両親に、僕たちが付き合う旨を話しに行くのである。

 うちの両親はそう言う事に関して寛大であったからいいものの、あっちに関してはそう簡単にはいくまいだろう。
 何と言っても、彼らは実の娘に、ゆりに、暴力を振るっている最低な人間なのだから。
 ゆりのことを家の反映のための道具くらいにしか思っていない彼らが、簡単に許してくれるとは思えない。
 僕と交際するというのは、つまりは、長期的に見れば跡取りをいとこに嫁がせることを意味するのだから。

「なぁ親父、おっさんとおばさんだけどさ」
「なんだ?」
「その、なんだ、親父は知ってるのか? あいつらが、ゆりに、何をしているのか」

 それを話した時、親父は憤慨した。
 僕をぶん殴った時とは比べられないほどに激しく。
 知らなかったのだろう。
 正義感の強いオヤジのことだ、知っていたのならば止めていただろうから。

「だが、今日はそのことには触れない。それが原因で、ゆりと前の交際を破談にされても困るからな」

191 :名無しさんの初恋:2016/04/25(月) 09:35:04.69 ID:DvTp0OLE.net

ついでに190ゲット

146 :名無しさんの初恋:2014/10/01(水) 22:54:24.39 ID:NcvqwrWQ.net

見てるよ〜

14 :己が人生に憑かれた人 ◆g5URcV1C/U :2014/09/25(木) 20:01:32.81 ID:G6H0zJmC.net

 ここで少し、話しておこうと思う。
 僕と、それから従妹の家についてだ。
 これに関してはあまり詳しく説明するとリアル割れの危険があるので深くまでは言えないが、簡単に言えば、僕たちの、特に従妹の家は普通ではない。

 跡取りとか、そういうことを重視する、古来的な考え方を持つ家系である。
 それがただイカれた新興宗教的な意味であったのならば問題はなかったのだが、だが従妹の家はその仕事柄かいろんな意味で有名だった。
 それについてはあまり言及しないでくれると助かる。

 僕の家はそこまでぶっ飛んだ設定的なモノはないのだが、従妹の家はいろんな意味でイカれていた。
 それは、唯一の娘であるゆりを跡取りにしようという目論見からくるキチガイ性でもあり、別の意味でもある。
 実の娘に危害を加えて性的興奮を覚える変態(ではないが)両親だった。
 ゆりの肩やふくらはぎに刻まれた傷あとも、その一環でついたものなのだろう。

101 :名無しさんの初恋:2014/09/26(金) 22:31:18.30 ID:AizdzX0w.net

寝るよ。明日の朝がたのしみだ
おやすみ。

75 :己が人生に憑かれた人 ◆g5URcV1C/U :2014/09/26(金) 00:01:37.21 ID:G6H0zJmC.net

 今日はもう寝ますねー
 明日も同じくらいの時間に現れるので、保守してくださると助かりますー

183 :名無しさんの初恋:2015/02/06(金) 02:52:41.44 ID:SJIVFqz4.net

えええー完結してないのかよ…
>>1戻ってこいよ

もしや車にひかれてしまったのか((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

6 :己が人生に憑かれた人 ◆g5URcV1C/U :2014/09/25(木) 19:45:03.57 ID:G6H0zJmC.net

 少し話がそれるけど、この話に関係してくる霊的なことについて話しておこうと思う。
 前提としていっておくと、僕はもともと霊感なんて皆無な人間だ。
 全くそう言うオカルティックな話のない家系だし、そもそもガキの頃から見えていたのなら、幽霊とか多分怖くない。
 けど貞子とか名前を聞くだけでも失神しかねない絹ごし豆腐メンタルだし、人並み以上にホラー耐性がない。

 そんな僕だった筈なんだが、どうやら全くの霊感ゼロ、ってわけでもなかったみたいなんだ。
 ソイツは、僕が高校2年生だった時に現れた。

 それは暑い日だった。
 今から三年前、つまり僕が高校1年生の時のことだ。
 昔から妙に金縛りに合う体質で、暑い日は決まって体が硬直する。
 それはいつものことだったから、一ヶ月もすればもう慣れっこになっていた。

 だけど、その日はなんとなく空気がいつもと違っていた。
 目を閉じていても、なかなか寝付けない夏の夜。
 でもいつの間にか寝ていて、そしていつもどおり、金縛りにあった。

 
 あそれからにちゃん詳しくないんで良く分からないんですが、バイ猿ってのが怖いんで、会費の仕方わかる人いたら教えてください(泣)

41 :名無しさんの初恋:2014/09/25(木) 21:06:45.08 ID:AdI1rRZO.net

>>39そうなのか・・・従姉妹となら結婚できるらしいからな、
もしその気があるなら俺は応援する。

68 :憑かれた人 ◆g5URcV1C/U :2014/09/25(木) 23:23:24.37 ID:G6H0zJmC.net

>>65

この時は確かにかっこいいかもしれないけど、
リアルはクソ〇ッチですよw

114 :己が人生に憑かれた人 ◆g5URcV1C/U :2014/09/26(金) 23:44:10.51 ID:4vq6p9Q+.net

 ゆりはうちに住むことになった。
 戸籍だとかその辺のことは僕は詳しくないが、戸籍上ではまだゆりはあの家の娘ということにはなっている。
 故に親と別居している、という扱いになるわけだが、親父いわく、あの家の家訓や家柄からして、ああいう成り行きであったにしても、前言の撤回は効かないという。
 というよりは、勘当した時点で、もはやゆりを家に連れ戻すことはできないということだ。

 だが、かと言っても安心はできない。
 あいつらはいくらでもこっちにせこい手口で嫌がらせをしてこれるだろうし、DVをしていたようなキチガイ連中なのである。
 いつゆりに危害が及んでもおかしくはないだろう。
 だから、ゆりにはとりあえず高校へは一時的にイカないようにと忠言した。
 通信教育を受けさせることにし、僕や親がいないときは極力一人ではであるかないように、ということもきまった。
 窮屈ではあるだろうが、今の彼女にとってはこれが一番の最善策だ。
 ゆりもわかっているのだろう、だからこそ、彼女は文句の一つも言わなかった。

 ここで、一旦話は切り替わる。

 夏休み明けの登校初日、僕は車に轢かれかけた。

109 :己が人生に憑かれた人 ◆g5URcV1C/U :2014/09/26(金) 23:24:16.06 ID:4vq6p9Q+.net

 そして、僕たちはゆりの家へとつく。
 夏休み最終日のために家に戻っていたゆりだが、本当のことをいえば、この話をするために先に帰らせていた。
 話があるということで予定をつけていたため、ゆりの両親は直ぐに現れると僕たちを家の中に招き入れた。
 敷地の大きな家の中は極端なまでではないものの豪華爽麗としていて、僕は息を詰まる感覚を覚える。
 僕はこんな家に住むこのおっさんを、説き伏せなければいけないのか。
 名前のない焦りばかりが募る。
 
 されども、いつまでもこのままではいられない。
 僕は勧められたソファに腰掛けて、直ぐにその話を持ちかけた。

50 :己が人生に憑かれた人 ◆g5URcV1C/U :2014/09/25(木) 21:49:37.12 ID:G6H0zJmC.net

 時計の針はさらに進み、短針が九の字に重なる。
 僕は勉強する気にも、執筆する気にもなれず、ぼんやりとしたとりとめもない気分を抱きながら、自室のベッドに横たわっていた。
 ゆりが何を思い、何を目的として僕に今日話があると言ったのか。
 その話とは一体なんなのか、それはもう大体の検討はつく。
 僕にとっても、彼女にとっても何よりも大事な案件だ。
 大事であるが、それと同時に、僕の心の中に形容し難い焦燥を抱かせる。
 
「ゆう君、入ってもいい?」

 ドアがノックされ、ゆりの声が木の板越しに響いた。
 僕はそれにすぐに反応をすることもせずに、じっとドアの木目を見つめる。
 その向こう側にいるであろう彼女のことを、そしてこれから始まるであろう彼女の話というものを想像し、ついに来てしまったか、と、そう観念をしていたのである。
 僕はそっとベッドから足を下ろすと、絨毯のしかれたフローリングを歩み、ドアを開いた。

64 :己が人生に憑かれた人 ◆g5URcV1C/U :2014/09/25(木) 23:10:57.40 ID:G6H0zJmC.net

「だって、僕じゃダメなんだよ……あっちの両親は許してくれない。それに、うちの世間体だってある。僕が好きだからって、そんな僕だけの感情だけで、どうこうなる問題じゃねぇ。
 僕とゆりだけの問題じゃねぇんだよ」
「そう考えてんのはアンタだけだっつの。何わかったようなこと言ってんの、一番わかってないのはアンタよアンタ」
「な、そんな……」
「そんなことないとか言うなよ? 私はね、ずっと前からゆりの思いについて知ってたし、アンタがゆりのことを好きなことだって知ってた。
 でも、アンタは世間体がどうのって深く考えて、一歩踏み出せない様子なのも知ってた。……でもそんなの、関係ないじゃん」

 そう言って、姉貴は背を向けた。
 去るのかとおもったが、姉貴はゆりのおいていったコーヒーカップを持って、ドアに手をつけて話を継いだ。
 
「周りの目なんて気にすんな。周りに迷惑かけてしまうなんて気にすんな。私に迷惑かけたくないとかも考えんな。むしろかけろ」
「かけろ、って、そんな簡単な」
「簡単な話だってのがわかんないの? 頼れっていってんだよ。家族もみんな巻き込んで、頼れっていってんの。アンタ言ったでしょ、これはもう自分とゆりだけの問題じゃないって。
 なら、巻き込め。全部巻き込め。私も、お父さんもお母さんも、ついでに絶対怒るだろうけどゆりのおじさんおばさんも。
 アンタなんてただの青臭いガキなんだから、そんなもん考えてなくていいんだよ、今はまず、自分の気持ちに正直になってればいいんだよ。
 だってアンタ……ゆりのこと、好きなんでしょ?」

 それだけ言い残し、姉貴は扉の向こう側へと消えた。

61 :己が人生に憑かれた人 ◆g5URcV1C/U :2014/09/25(木) 22:56:15.50 ID:G6H0zJmC.net

 スマートフォンを取り出して、ライングループを開く。
 「やべえ従妹に告白されたどうしよう!?」
 ととりあえず書き込むと、麺くんが何やら世間体云々について書き込んでくる。

「周りなんか気にするな。世間体なんてきにするな。大事なのはお互いの思いじゃないか」 

 正論なのだが、やはりそれは僕にとっては理想論に過ぎなかった。
 僕にとっては、ゆりに対する愛情と同時に、同じくらいの重圧が世間体となって押しつぶそうとしてくるのだ。
 お互いの想いだけでは解決しえないと、そう思い込んで全て投げやりにさえなりそうになっていた。

「とりあえずさ、そんなひどい振り肩するのはどうかと思う、人間として最低だろ、謝って来い」
 
 そのコメントを見て、僕は渋々ベッドから立ち上がった。
 確かにこのままでは、僕としてもやりきれなかったから。

106 :己が人生に憑かれた人 ◆g5URcV1C/U :2014/09/26(金) 22:59:26.90 ID:4vq6p9Q+.net

 オヤジはそんな僕のことをじっと見据え、そしてゆっくりと席から立ち上がる。
 僕は覚悟を決めた。
 勘当が言い渡される瞬間を、自分が困難な世界に足を踏み入れなければいけない、その瞬間を、ただ……待った。

「わかった、今のお前なら問題ないな。うちにいていいぞ」
「……え?」

 肩をぽんと叩かれ、僕ははっとして頭を上げる。
 今親父は、なんと言った?

「いま、なんて」
「言った通りの意味だ。今のお前なら、ゆりのことを本当に意味で大切にしてやれる。それだけ責任のある人間になってると、そう判断したまでだ」
「ま、待ってくれ、よくわかんねぇよ! どういうことだ? 僕がゆりと付き合うことを容認してくれるのか?」
「だからさっきからそう言ってるだろう」

 そう言って、親父はもう一度、「ビール」と言った。

「もしさっき、お前が勘当される覚悟がないとか言ったり、勘当されたくはないがゆりとは付き合いたい、だなんて言っていたら本当に勘当していたかもしれん」

 席に再度いた親父は、ビールと、その肴にピーナッツをポリポリ咀嚼しながら、どうでも良さそうにいう。
 
 聞くところによると、最初から僕のことを試していたようだった。
 もし僕が一度でもゆりのことは諦める、だとか言った時には、本当に家から追い出すつもりだったらしい。
 どうやら、かけには勝ったようであった。

「いや、でも、じゃあなんでさっきぶん殴ったんだ? 僕たちが、自分たちの事情に、みんなを巻き込んだからじゃないのか?」
「違う、お前が、ゆりとのことを、なんだかわからないとシラを切り通そうとしたからだ。お前のその情けない姿を見たら、無性にぶん殴りたくなった、それだけだ」

 完全に僕の勘違いだったらしい。

176 :名無しさんの初恋:2014/11/01(土) 20:35:17.61 ID:736Fl5aO.net

補修部品揚げ

117 :名無しさんの初恋:2014/09/26(金) 23:57:04.16 ID:7lrjNTeT.net

おつー

コメント